【バナー】Line

院長コラム

子どもの捻挫が治らない?成城の整形外科が教える見逃してはいけない注意点

Ⅰ. はじめに:その「捻挫」、本当にただの捻挫ですか?

「子どもが遊んでいて足をひねったけれど、腫れも引いてきたし大丈夫だろう」「部活中に捻挫したけれど、湿布を貼って数日休めば治るはず」—。

成城エリアで子育てをされている親御様や、スポーツに励むお子様を持つご家庭で、このような会話はありませんか?

捻挫は日常的に起こりやすい怪我ですが、子どもの捻挫は大人のそれとは全く別物として考える必要があります。なぜなら、成長期のお子様の骨には「骨端線(こったんせん)」という柔らかい軟骨部分があり、大人が捻挫で済むような衝撃でも、子どもは「骨折」を起こしているケースが非常に多いからです。

成城学園前駅から徒歩2分の【成城外科整形外科】では、地域のお子様の「かかりつけ医」として、多くの捻挫・外傷を診てきました。この記事では、子どもの捻挫がなかなか治らない理由、隠れた疾患のリスク、そして後悔しないための受診ポイントについて解説します。

Ⅱ. なぜ子どもの捻挫は「治りにくい」と感じるのか?

「数日経っても痛みが引かない」「歩き方がおかしい」と感じる場合、単なる靭帯の損傷(捻挫)ではない可能性があります。

1. 「剥離骨折(はくりこっせつ)」の可能性

大人の場合、足をひねると靭帯が伸びたり切れたりしますが、子どもの場合は靭帯が非常に強く、逆に靭帯がくっついている骨の方が剥がれてしまうことがあります。これが「剥離骨折」です。

  • 特徴: 外見は捻挫とそっくりですが、骨が剥がれているため、適切な固定をしないと骨がくっつかず、将来的に関節の不安定性(足首の緩さ)を残してしまいます。

2. 「骨端線損傷(こったんせんそんしょう)」のリスク

成長期の子どもの骨の端には、骨が伸びるための組織「骨端線(成長線)」があります。ここは非常に柔らかく、捻挫の衝撃でここを損傷してしまうことがあります。

  • リスク: 骨端線損傷を見逃すと、将来的に骨の成長が止まったり、足が変形して伸びたりするなど、重大な後遺症を招く恐れがあります。

3. 関節の緩み(慢性不安定症)

「捻挫を繰り返している」場合、一度目の捻挫で靭帯が緩んだまま治ってしまい、関節がグラグラになっている可能性があります。これが原因で、少しの段差でもすぐに捻挫を繰り返す「捻挫癖」がついてしまいます。

Ⅲ. 整形外科を受診すべき「5つの受診ポイント」

以下の症状が一つでもある場合は、「たかが捻挫」と自己判断せず、すぐに整形外科専門医を受診してください。

  1. くるぶしの「骨」の部分を触ると激しく痛がる 靭帯ではなく、骨(骨端線や剥離骨折)を痛めている典型的なサインです。
  2. 受傷直後から、体重をかけることができない(歩けない) 骨折の可能性が非常に高い状態です。
  3. 内出血(青あざ)がひどい、または腫れが強い 強い炎症や血管の損傷、骨折を伴っている疑いがあります。
  4. 2〜3日経っても痛みが変わらない、あるいは強くなっている 適切な固定がなされていないため、損傷部位が悪化している可能性があります。
  5. 何度も同じ場所を捻挫している 関節の不安定性や、運動フォームに問題がある可能性があります。

Ⅳ. 成城外科整形外科での診断と専門的治療

当院では、お子様の将来の運動機能を守るため、精密な診断と段階的なリハビリを提供します。

1. エコー(超音波)とレントゲンによる多角的診断

レントゲンだけでは写りにくい子どもの「軟骨部分の骨折」や「靭帯の断裂」を、当院では高解像度のエコー検査を用いてリアルタイムで確認します。

  • 動態診断: 関節を動かしながら靭帯の緩みを確認できるため、捻挫の重症度を正確に判定できます。

2. 適切な「固定」と「除痛」

骨折や重度の捻挫の場合、ギプスやシーネ(副木)で一定期間しっかりと固定します。

  • メリット: 初期にしっかり固定することで、靭帯や骨が綺麗にくっつき、将来の「捻挫癖」を防ぐことができます。

3. 早期復帰のためのリハビリテーション(当院の強み)

固定を外した後が、本当の治療の始まりです。

  • バランス能力の回復: 捻挫をすると「足の感覚(固有受容感覚)」が鈍くなります。理学療法士がバランスディスクなどを用い、再び捻挫しないための感覚訓練を行います。
  • 運動フォームの改善: 成城エリアにはスポーツを頑張るお子様が多くいらっしゃいます。なぜ捻挫したのかを分析し、負担のかからない走り方やステップを指導します。

Ⅴ. 親御様が知っておきたい「RICE処置」のその後

怪我の直後に行うRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)は重要ですが、「いつまで冷やすか」「いつから動かすか」の判断は専門家にお任せください。

  • 冷やしすぎの注意: 炎症が治まった後も冷やし続けると、血流が悪くなり組織の修復が遅れることがあります。
  • 「痛くないから動く」の危険: お子様は痛みに鈍感な場合があり、骨がくっつく前にスポーツを再開してしまい、剥離骨折を悪化させることがあります。医師の「許可」が出るまでは、練習への復帰は控えましょう。

Ⅵ. まとめ:お子様の「一生の足」を守るために

子どもの骨は一生の宝物です。成長期の今、適切な処置を受けるかどうかが、将来大人になってからのスポーツ能力や、健康な歩行を左右します。

「成城で子どもの捻挫を診てくれる病院を探している」「以前の捻挫からずっと足首を痛がっている」という方は、ぜひ当院へお越しください。成城学園前駅から徒歩2分の通いやすい環境で、お子様の明るい未来をサポートいたします。

「大丈夫かな?」と迷ったら、それが受診のタイミングです。

➡️ 【オンライン予約はこちら(初診)】
https://www.489map.com/helios/A9890726/reserve

💭 よくある質問(FAQ)

Q1. 整骨院と整形外科、どちらに行くべきですか?

A1. お子様の場合は、まず整形外科を受診してください。整骨院ではレントゲンやエコーによる診断ができず、骨端線損傷や剥離骨折を見逃すリスクがあります。医師による「診断」を受けた上で、その後のリハビリとして活用されるのが望ましい形です。

Q2. 湿布を貼っていれば治りますか?

A2. 湿布は痛みを和らげる効果はありますが、骨や靭帯を治すものではありません。 特に骨折を伴う場合、湿布だけで放置すると骨が変形してくっつく恐れがあります。まずは検査を受け、必要に応じた「固定」を行うことが治療の基本です。

Q3. サポーターは使ったほうがいいですか?

A3. 受傷直後の不安定な時期や、スポーツ復帰の初期には有効です。ただし、サポーターに頼りすぎると自前の筋肉やバランス感覚が回復しません。当院では、リハビリを通じてサポーターなしでも動ける体作りを目指します。

Q4. 成長痛と捻挫の違いは何ですか?

A4. 成長痛は主に夜間に痛みを訴え、朝には元気に動けることが特徴です。一方、捻挫や怪我による痛みは、「動かした時」や「体重をかけた時」に必ず痛み、腫れや圧痛(押した時の痛み)を伴います。 判断に迷う場合は専門医に診てもらうのが一番安心です。

監修者情報

医療法人社団 朔明会 成城外科整形外科 院長 小林 明郎(日本整形外科学会認定 整形外科専門医)