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院長コラム

【動画で解説】肩の痛み・動きの悪さを改善!自宅でできる「肩関節」運動療法ガイド

はじめに

デスクワークでの長時間の固定姿勢や、加齢に伴う肩の痛み(五十肩・肩関節周囲炎など)で、腕が上がらない・後ろに回らないとお悩みではありませんか? 当院では、硬くなった筋肉をほぐし、関節の動きをスムーズにする「運動療法」を推奨しています。

肩関節は、鎖骨や肩甲骨と連動して動く複雑な構造をしています。

この肩甲骨周りや鎖骨周りの筋肉の柔軟性を高め、正しく鍛えることで、肩の痛みを軽減したり、動きを改善できる可能性があります。

この記事では、理学療法士が指導する肩関節(「マッサージ」「ストレッチ」「筋力トレーニング」)の方法と、夜間の痛みを和らげる寝方を分かりやすく解説します。無理のない範囲で、日々のセルフケアに取り入れてみましょう。

【運動を行う際の注意点】

これらの運動は、継続することで効果が期待できます。しかし、痛みがある状態で無理に行うと逆効果になることがあります。

鎖骨下筋・小胸筋のマッサージ(猫背・巻き肩の改善)

運動中や運動後に痛みが出る場合は、直ちに中止し、当院の医師または理学療法士にご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりの症状や体力に合わせたオーダーメイドのリハビリテーションを提供しております。肩の痛みでお悩みの方は、お気軽に成城外科整形外科までご来院ください。

【肩の痛みに効く運動資料ダウンロードはこちら】

ダウンロードできる形でまとめておりますので、ご自宅やリハビリで実践してみてください

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鎖骨下筋・小胸筋のマッサージ(猫背・巻き肩の改善)

肩の前面にある「鎖骨」や「胸」の筋肉が硬くなると、肩の動きを制限してしまいます。まずはここをほぐしましょう。
推奨回数: 10往復 × 3セット

【方法】

① 鎖骨下筋(さこつかきん)

・鎖骨の内側半分(1/2)の下側に指を当てます。
・そのまま指を上下方向に10往復程度動かしてマッサージします。

② 小胸筋(しょうきょうきん)

・鎖骨に沿って、内側から外側に指を動かし、コリッとした突起部分を見つけます。
・その突起部分の下に指を当て、10往復程度、横方向にマッサージします。

【効果】

・鎖骨下筋や小胸筋の緊張を取り、肩関節や肩甲骨の動きを良くします。

【注意点】

・痛くない範囲で行い、痛みが出る場合は医師又は療法士にご相談ください。

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クロスアームストレッチ(肩後方の柔軟性アップ)

肩の後ろ側にある筋肉(棘下筋・小円筋・三角筋)を伸ばすストレッチです。
推奨回数: 30秒 × 3セット 

【方法】

①ストレッチする側の腕を下にして、横向きになります。
②肩を90°程度開き、肘を直角に曲げます。
③曲げている肘を反対の手で掴み、天井方向(上)へ持ち上げます。

【効果】

・肩関節後方の組織を伸ばして、肩関節の動きを良くします。

【注意点】

・「痛気持ちいい」程度で伸ばしてください。
・反動をつけずにゆっくり動かします。

スリーパーホールドストレッチ(深層筋のストレッチ)

クロスアームストレッチよりも、さらに深く肩の後方組織を伸ばす運動です。
推奨回数: 30秒 × 3セット

【方法】

①ストレッチする側の腕を下にして、横向きになります。
②肩を90°程度開き、肘を直角に曲げます。
③反対の手で、肘から手首までの腕を床へ近づけるように倒します。

【効果】

・肩関節の後方の筋肉を伸ばし、肩関節の動きを良くします。

【注意点】

・ストレッチする側の肘が伸びないようにしましょう。
・反動をつけずにゆっくり動かします。

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肩甲骨周囲の運動(僧帽筋トレーニング・低負荷)

肩甲骨を動かす基本的な運動です。座ったままでもできるため、デスクワークの合間にもおすすめです。
推奨回数: 10~15回 × 3セット 

【方法】

① 内転運動:胸を開くように肩甲骨を内側へ寄せ、元の位置へと戻します。

② 挙上・下制運動:肩をすくめるように肩甲骨を上下方向に動かします。

【効果】

・肩甲骨の可動性改善、肩甲骨周囲筋のトレーニングになります。

【注意点】

・痛くない範囲で行ってください。

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僧帽筋トレーニング(肩甲骨の安定性強化・高負荷)

腕の重さを利用して、肩甲骨周りの筋肉をしっかり使うトレーニングです。
推奨回数: 10~15回 × 3セット

【方法】

①肘を90°に曲げた状態で、肩を前方に90°上げます(ガッツポーズを前に倒したような姿勢)。
②肩・肘の角度を維持して、肩甲骨から動かすことを意識して腕を外側へ開きます。
③腕を元の位置に戻します。これを繰り返します。

【効果】

・肩甲骨周囲筋のトレーニングになります 。

【注意点】

・腕を身体の真横より後方へ開くとより効果があります。
・痛みが出る場合は無理せず中止してください。

夜間痛対策(睡眠時のポジショニング)

「夜、肩が痛くて眠れない」という方のための、肩への負担を減らす寝姿勢の工夫です。
セット内容: クッションやタオルを使用

【方法】

【仰向けの場合】

肘が肩より下がると痛みが出やすいので、枕や布団などで肘の位置を肩より高くした状態にします。

【横向きの場合】

腕が床側に落ちると痛みが出やすいので、抱き枕などで痛みがある側の腕を支えます 。

【効果】

・就寝時の肩関節への負担を軽減し、夜間痛を和らげます。

【注意点】

・ご自身がリラックスできる高さに調整してください。