医療法人社団朔明会 成城外科整形外科

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骨粗しょう症

骨粗しょう症はどんな病気?

骨粗しょう症とは、骨の量が減ることにより骨が脆くなる病気です。
初期には痛みなどの自覚症状は生じませんが、ちょっとした弾み(つまづく、転倒する)で骨折しやすくなります。
背骨や足の骨などの骨折は寝たきりや介護になる大きな要因となるため、適切な治療や予防を意識する必要がある病気です。

予防・早期治療の観点が非常に大切です。

当院の骨粗しょう症検査について

  • 当院では骨強度が重要な腰椎・大腿骨同時測定可能な機器を導入しております
  • 検査は平日の12:30からまたは14:30から予約で行っております
  • 世田谷区骨粗しょう症検診にも対応しております

気になる方はお気軽にご相談ください。

03-3417-0577

検査機器

骨粗しょう症のチェック

骨粗しょう症になりやすい要素として、下記の項目ががあげられます。

  • 性別
  • 年齢
  • 食生活
  • 運動習慣

骨粗しょう症チェックシート

下の表でどれほど当てはまるかチェックしてみましょう!

チェック項目 点数
牛乳、乳製品をあまりとらない 2点
小魚、豆腐をあまりとらない 2点
たばこをよく吸う 2点
お酒はよく飲む方だ 1点
天気のいい日でも、あまり外に出ない 2点
体を動かすことが少ない 4点
最近、背が縮んだような気がする 6点
最近、背中が丸くなり、腰が曲がってきた気がする 6点
ちょっとしたことで骨折した 10点
体格はどちらかと言えば細身だ 2点
家族に「骨粗しょう症」と診断された人がいる 2点
糖尿病や、消化管の手術を受けたことがある 2点
(女性)閉経を迎えた。or(男性)70歳以上である 4点
合計

あなたは何点でしたか?

2点以下 骨粗しょう症の危険性は少ないですが、改善できる生活習慣があれば、改善しましょう。
3点以上 骨が弱くなる可能性があります。気をつけましょう。
6点~9点 骨が弱くなっている危険性があります。注意しましょう。
10点以上 骨が弱くなっていると考えられます。一度医師の診察を受けてみてみましょう。

骨粗しょう症の治療

薬による治療

骨粗しょう症は、主に2つの要因に分けられます。

  • 骨の吸収が促進されすぎている場合
  • 骨の形成が抑制されている場合

そのため、要因にあった薬の種類を見極めてそれを服用する必要があります。

骨の様子
主な薬の種類
  • 骨の吸収を抑える薬
  • 骨の形成を促す薬
  • その他(カルシウム製剤)

食事

骨を強くするためには、食事の内容を見直すことも欠かせません。
特に、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素が効果的です。

食事・食材の例
カルシウム

1日のカルシウム摂取量の目安は年齢や体格などで異なりますが、700mg~800mgといわれています。

カルシウムが豊富な食材
  • 乳製品
  • 小魚
  • 大豆製品など
ビタミンD
ビタミンDが豊富な食材
  • 魚類(サケ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ)
  • シイタケ
  • キクラゲ
  • 卵など
ビタミンK
ビタミンKが豊富な食材
  • 納豆
  • ホウレン草
  • 小松菜
  • ニラ
  • ブロッコリー
  • キャベツなど
控えたい食事

カルシウムの吸収を抑制する食材や習慣があります。
骨粗しょう症の改善・予防のためにできるだけ以下の内容は避けることが望ましいです。

カルシウムの吸収を抑制するもの
  • インスタントラーメン
  • スナック菓子
  • タバコ
  • アルコール

運動

骨は負荷がかかると強くなるため、歩く頻度を増やしたり、運動をする機会をつくったりすることが、より強い骨を作ることにつながります。
ただし、無理な運動はケガにつながる可能性があります。
様々な運動方法がありますので、気になる方はぜひご相談ください。
また、筋力の維持・向上に持つながるので、転倒しにくい体を作ることにもつながります。

上記以外でも少しでも気になることがありましたらお気軽にご相談ください!

ストレッチやランニングの様子